ガッツポーズ



私はこうして統一教会(現 家庭連合)へ【5】のつづきです。


「代わったってよ」
「何が?」
「先生」
「何の?」
「交通論」

「ふ~ん、交通論の先生がね~」
「・・・・・・・・」

「えっ、交通論の教授が代わったー!」

しかも、前任の方とは違い、優しい人だという。
「バカづきーーーー!」
という声も聞こえてきた。
さすがに、私ごときのために神様が教授を入れ替えるなどということはあり得ないから、
私は改めて自分のことを「何のとりえもないが運だけは強い男」と思うようになった。
今までも、幾度となく思い当たる節があったのである。

こうして、あっけなく障壁は取り除かれ、私は無事4年間で卒業できることとなる。
この現実を見て、同級生は皆驚いていた。
信じられないという顔をしていた。
「お前、本当に卒業できるの?ウソだろ」
って、言われちゃったっけ。

1単位も落とせない崖っぷちの状況で、3年、4年をパーフェクトに単位を取ったんだからね。
前期落とした科目の教授が代わるというラッキーも重なって。
そりゃ、驚くのも無理はなかったのである。



さて、ちょっと話を戻す。
私は、4年生のとき、一切就職活動はしなかった。
専門学校に進むことに決めていたからだ。
また、人と同じ人生を送ることが嫌だったからでもある。
「皆がやるから私も」というのはどうにも性に合わなかった。
これは還暦を過ぎた今でも変わらない。
基本的に天邪鬼(あまのじゃく)なんだろう。
同調圧力には無意識のうちに逆らいたくなるんだ。
このあたりも、家庭連合(旧統一教会)に今でもいる理由なのかもしれないね。

で、就職活動もせずに何をしていたかというと、いろんなアルバイトをしてた。
特に、記憶に残っているのは、友田商会という会社。
大学4年間で一番長く働いたところじゃないかな。
小さな小さな会社でね。
シャボン玉を作ってた。
社長と専務と正社員はわずかに一人で、あとはパートのおばちゃんたちと私たち大学生のアルバイト。
中学出て働いている女の子も一人いたなあ。

そこでは、パートのおばちゃんや専務に気に入られてね。
「ウチで正社員として働かないか」
と熱心に誘われたけど、もちろん断った。
印刷の仕事をするということを決めてたから。
将来性も無いだろうなと思ったし。
ところが驚いたね。
いつだったか、この友田商会がテレビに出てきたのよ。
そうしたら、シャボン玉メーカー国内No.1だっていうじゃない。
大きくなったんだなあって嬉しかった。
皆さんの家に、もしシャボン玉があったら、メーカーを見てみたらいいですよ。
おそらく、友田商会って書いてあるから。


この動画に出てくる社長さん、たぶん私がバイトしてたときの専務の子どもさん。
生意気そうなガキだったなあ(笑)。
つづく




【第6話後記】
今回は、全然筆が進みませんでした。
これを書き始めたら、NHKスペシャルが始まってオウム真理教が出てきたもんだから、
チラチラ見ちゃって集中できなかったのが原因ですね。
(まさか、NHK、オウムと家庭連合を結びつけたりしないだろうな)
とか、気になってしまったのです。
結局、家庭連合の「か」の字も出てこなかったので良かったのですが、
なんか嫌でした。


By Tadahiro.K

洋楽・ONE OK ROCK・坂本龍馬・hondaが好き。 ハイレゾ音源のAmazon Musicをお気に入りのオーディオで聴きながら、 いろんなことを書いています。

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