娘がお風呂に入ろうとしたが、ボディソープが無くなっていた。
だから、詰替え用ボディソープを別のボトルに入れてあげようとしたのだが、その容器が少し汚いではないか。
前回の洗い方が適当だったからだ。
私が「汚いなあ」と口走ると、娘は言う。
「いいとよ、どうせ100円ショップで買ったんやけん」
私は、その値段に驚いた。
なかなか立派なボトルだったからだ。
だから、思わず私は問い返した。
「これ、100円ね?!」
すると、娘は言った。
「だって、お母さんやもん」
お母さんだから安いのしか買わないと言うのである。
『100均』と『値引きシール』は、妻の代名詞なんだな。
大笑いした私に、娘は釘を刺した。
「絶対、このことはお母さんに言ったらダメやけんね!」と。