予報は雨でも洗濯物を外に干す妻(2)のつづきです。
そのまた数日後、天気予報は昼から雨だった。
そして、妻の予定は午前中お出かけ、昼に帰宅というものだった。
これは、絶妙。
まるで、妻をテストするかのような設定である。
一応、私に相談してきたが、石橋を叩いても渡らないという慎重派の私の答えは聞くまでもない。
また、当然の如く、妻は私の意見とは反対に、外に干すと言ってきた。
前回の失敗2回が小降りで、何とかなったことも妻を強気にさせる理由だ。
まあ、私は会社に行くわけで、知ったことではない。
「好きにしたら~」
と、捨てゼリフを残して、家を出た。
さて、会社。
そんなやりとりはしっかりと忘れて、仕事に四苦八苦していたが、ふと外を見ると、妙に暗い。
時計の針は11時。
まだ、降っていないようだったが、泣き出すのは時間の問題かと思われた。
果たして・・・・・・・・・。
その30分後・・・・・・・・・・。
どしゃ、どしゃ、どしゃーーーと、ものすごい豪雨である(笑)。
はてさて、妻は家に帰っているかなあ。
と思いつつも、次の瞬間、もうそのことは忘れた。
私は忙しいのである。
洗濯物の心配をする余裕などは無いのである。
そして、夜。妻は笑いながら話してくれた。
見事にやられたと。
ぐしょぐしょになったと。
洗い直したと。
くやしい~、とも言っていた(笑)。
で、私は質問をした。
「なんで、そんなに外に干したがると?」
「だって、中に干すと臭くなるっちゃもん」
なるほどね、生乾きが嫌いだったんだね。
こういうところをみると、一応、妻はA型ということでしょうかねえ。
おしまい。