「おおおおおーーを!!」
妻が咆えた。
ここは布団の上である。
私も妻も妙に疲れていて、ゴロンと横になっていたのだが。
ちなみに、私は本を読んでいた。
「おおおおおーーを!!」
また、咆えた。
私は妻の方を見もしなかった。
どうせ、意味など無いのだ。
振り向くだけ無駄というもの。
「おおおおおーーを!!」
三度目の雄叫びである。
さすがに、うるさいと思い、横にいる妻を見てみると・・・・・・・。
ブリッジしてた。
わけ分からん妻である。
※ブリッジとは – 仰向け状態で両足と両手や頭部のみを床に付け、背中を橋状に反らせ、その状態を維持するストレッチ運動、技術。レスリングでの攻防や、プロレスの投げ技などでも使用される。(Wikipediaより)