※これは15年ぐらい前、松山に住んでいた頃の話です。
妻は、娘と一緒に100円ショップに行くと言っていた。
そして、そのとき洗濯機が回っていたのである。
もう長い付き合いだ、嫌な予感がしたのは言うまでもない。
案の定、洗濯機がぐるぐる回っている最中に、
「じゃあ、行ってくるけん」
そして、妻は付け足した。
「あっ、そうそう、洗濯物、干しとって」
予想通りの妻の言動に、私は笑ってしまったね。
これは午前中の話。
次は夕方だった。
妻の叫び声が、家の中にこだました。
「水が無~い!!」
ウチの水道水は水質が悪いので、食事に使う水は、スーパーが無料で提供しているアルカリイオン水を使っているのだ。
その水が無いと言う。
それを聞いた私、
「ハイハイ、行って来ますよ」
と言った。
妻はもちろん、ニヤっと笑って言ったね。
「あら、行ってくれるとね」
10分後、私はスーパーへ向かってチャリンコを走らせてましたとさ。