憎めないクレーマーである妻(前編)のつづきです。
さて、間違えて、ただの通行人に文句を言った妻。
普通なら、ここでタジタジとなり、途方にくれるところだが、妻は普通ではなかった。
次なる手に打って出たのである。
駐輪場の管理会社の電話番号を調べ、猛抗議をしたんだね。
結構、すごい剣幕で文句を言ったらしい。
すると、今度は次のような返答が来たと。
「あのー、無料の時間帯でもダイヤルを回さないとロックは解除されないんですけどー」
妻は、最初の1時間はロックされないと思い込んでたんだね。
何の操作も必要ないと思ったわけだ。
私も、先日、初めて有料駐輪場を利用した。
確かに、初めての人間には分かりづらい。
無料時間帯は、自転車を引っ張ればすぐに出せると思ってた。
しかし、ロックがかかって出せなかった。
そのときの私の対処法方といえば、他の人を観察することだった。操作盤をタッチしているのを見て、そのまま真似したよ。
まさか、猛抗議をする人間がいるとはね。
おっちょこちょいというか、思い込みが激しいというか。
まあ、妻は大笑いしながら、このことを話してたけどね(笑)。
