これは、十数年前の話です。
私は探していた。
何を？
自分のメガネをだ。
無いのである。
どこにやったっけ？
記憶をまさぐる。
一日中かけているわけではない。
車を運転するときとか、テレビを見るときぐらい。
最近は更に視力が落ちたので、自転車に乗るときもかけるようになった。
はっきりと思い出したのは、駐輪場で回数券を買ったときメガネをはずしたこと。
そのときに窓口のカウンターに置いたままにした？
しかし、電話をかけて問い合わせたが「ありません」という返事。
じゃあ、コートのポケットに入れたりするので、落としちゃったかも。
あきらめかけたそのときである。
ふとある所を見てみた。
ある所とは、よくメガネを置いておくところだ。
パソコンの横の本棚である。
いつもこんな感じで置いてるんだね。
最初に見たけど無かった。
でも、もう一度確認してみたんだ。
なんかひらめくものがあって。
すると、こうだ！
このレジ袋の奥に、私のメガネがあったのである。
このレジ袋は、ゴミ箱に設置するためのもの。
こんな感じでね。
つまり、
犯人が、
こうして判明した。
それは・・・・、
はい、妻です。
さっきまで、ぎゃんぎゃん私を責めていた人です。
「なにやってんのよ！」
とか
「さっさと電話しなさいよ！」
とか
「どこに置いたか覚えとらんとね！」
とか言ってね。
犯人判明後は、ゲラゲラ笑っていたけどね。
やれやれ、こちらは散々探して疲れたよ～。