※これは、2008年に賃貸の一戸建てに住んでいたときの話。
チャララ~ン♪チャララ~ン♪お風呂で呼んでます。お風呂で呼んでます。
私は階段を上がって、息子が入っているお風呂へと向かった。
今住んでいる家は、お風呂が2階にあるのである。
「なんや?」
「ん?次の人どうぞって意味よ」
せっかく2階までせっせと上がってきたのに、息子はそうぬかしやがった。
「そんなの分かるはずないやんかー」
そして、次。
今度は娘。
チャララ~ン♪チャララ~ン♪お風呂で呼んでます。お風呂で呼んでます。
疲れているお父さんなのに、再び、せっせせっせと階段を一段また一段と上っていった。
「なんや?」
「お兄ちゃんがね、お兄ちゃんがね、怖い事したと、お母さんに一緒に入ってって言って」
また、しょうもないことで呼ぶー。
娘は小学4年生。
この言葉が本気であるはずが無く、一応、妻に伝えはしたが、この女はもちろんソファで寝転んだまま微動だにしなかった。
ああ、何故に、この家のお風呂は2階にあるの?
とか言いつつ、私が一番呼び出しボタンを押す常習犯でした。
「タオルを忘れた~♪」
とか何とか言って(笑)。