先日、息子の結婚式がありました。
当然のことながら、父親である私は披露宴の最後に挨拶しなければいけません。
もう、何ヶ月も前から憂鬱でしたよ。
私はあがり症ですからね。
失敗するんじゃないかと、不安でたまりませんでした。
人前でのスピーチなんて、十数年振りでしたし。
しかし、結果は、大絶賛でした。
息子の友達:「お父さん、そっちの方の仕事をしているの?」
妻:「その才能をどっかでいかせないかしら」
私は内心笑っちゃいましたね。
全然そんなことはありませんから。
ただ、失敗しないように、念入りな準備をしただけなんです。
『備えあれば憂いなし』
というヤツです。
一週間ぐらい前から、何度も何度も練習してたんです。
通勤時と帰宅途中の自転車に乗っているときにですね。
完全に暗記するほどに。
途中詰まるようなところは、文面を直したり、要注意個所としてインプットしたり。
暗記するためには、自分の言葉が覚えやすいです。
例えば「ご鞭撻のほど」なんて使いません。
「ご指導やアドバイスを」と私は言いました。
挨拶の文面は、息子が用意してくれた例文を参考にしました。
他には、ChatGPTとかですね。
今の時代は便利で、ネットで調べればいくらでも出てきます。
それを平易な自分流の文章にアレンジするんです。
堅苦しい文面は、覚えにくいですよ。
私の場合、最後に
「ここは駅の近くのホテルですが、駅前広場でイルミネーションをやってます。5時から点灯となりますので、お時間が許せば、観に行かれるのもいいかと思います。」
なんて、言ったりもしました。
ちょっとしたオリジナリティは必ず追加する、というのが私のポリシーといったところでしょうか。
ただ、これだけ準備しても、いざとなると頭が真っ白になってしまうこともあるでしょう。
そういった時のために、紙に書いた原稿をポケットに忍ばせておくのが肝心です。
すると、安心できて、緊張しにくくなります。
最悪の場合、それを読めばよろしい。
息子は最初の挨拶は原稿なしでできましたが、最後の挨拶は全文読んでましたよ。
恥でも何でもありません。
整理しますと、
- ChatGPTなどで、例文を用意する。
- その例文を自分流にアレンジする。
- 覚えやすくするために、平易な自分の言葉で。
- 短い文章でよい。
- オリジナリティな文面にすると、なお良い。
- 何度も何度も練習する(一番重要)。
- 原稿も用意しておく。
といったところでしょうか。