〔これは、娘が小学生の時の話〕
その日、妻は、小学校へ行っていた。
娘のドッジボールの練習があったからである。
さて、話のメインは、練習が終わってから家に帰るときとなる。
妻は、体育館から家の方向へまっすぐ歩いていった。
そして、小学校の敷地を出ようとしたときである。
あることに気付いた。
ときは、夏休み。
すべての門が開いているわけではなかった。
残念なことに、妻の目の前にある門は施錠されていた。
そして、開いているたった一箇所の門は、全くの逆方向にあった。
猛暑である。
これ以上、汗はかきたくない。
それに、妻は一応女性だから、紫外線を浴びるのも嫌だった。
だから、妻は・・・・・・・、
校門をよじ登り、飛び降りたんだよーん。
門は、妻の背丈ほどもあった。
そして、妻は40代。
現在より若いとはいえ、「いい年こいたおばさんが、よくやるね」と言いたい。
しかし、着地の瞬間、地球の重力をひしひしと感じたことだろう。
だって、妻の体重は・・・・・・・・・・。