これは、『もち吉』店内での話。
実家へのお土産を買うべく、私と妻は店内を物色していた。
「これ、いいんじゃな~い」
まず、妻の目に留まったのは、煎餅の福袋みたいなヤツ。
定価1,400円の品が1,000円。
しかも、ボリュームたっぷり、一ヶ月ぐらいもつのではないかと思われた。
それに対する私の返事は、
「全然お土産らしくないやん、ダメダメ」
あっさり、却下。
こうして、妻と私のバトルは始まった。
次に、私が候補に選んだものはぬれせんべい。
『秘伝ダレを染み込ませた、独特のぬれせんべい。一度食べたら止められなくなります。』というキャッチフレーズのおいしい煎餅なのだが、妻は、
新品価格 |
「私、これ嫌いやもん!」
でっかい声で言いやがった。
もちろん、店員さんには聞こえているわけで、笑ってた。
それを見た妻は慌てて謝った。
「あっ、すみませ~ん」
「いいんですよ~、人には好みがありますからね~」
店員さんは、にこやかに対応してくれました。
さあ、恥をかいても平気なのがおばさんたる妻だ。
「やっぱり、これがいいんじゃな~い」
再び、福袋を指差した。(画像が無いのが残念です。ホントすごいボリュームで、しかも、袋は買い物袋として使えそうなもの)
あんまりしつこく言うから、
「任せるけん、好きにしたら~」
と、突き放した。
こう言うと、逆に決めきれないのが妻だ。
さあ、困った。
好みが180度違う二人で店に入ったのが失敗だったのである。
いつもは、どちらかが一人で店に入ってお土産を決めているのにね。
さあ、どうなることやら・・・・・・・。
つづく。